Covestro
AIが運転する自律型の生産ライン
Covestro、2024年6月からドルマーゲンで、オペレーターの操作なしにAIモデルが生産ライン全体を運転
課題
化学プラントでは、オペレーターが工程パラメーターを手作業で設定しており、反応時間、エネルギー使用量、製品規格の最適なバランスは、その経験に左右される。
取り組み
Covestroは、ドイツのドルマーゲン拠点の1つのラインのデータで、事前学習済みモデルを使わず、小規模なオープンソースのアルゴリズムを学習させた。当初は、AIが提案したパラメーターを職員が適用していた。それが一貫して正しいと分かると、オペレーターがAIにラインを任せることを提案した。2024年6月からは、生産計画から完成品まで、オペレーターの操作なしに運転しており、現場の人員は介入できる。同社は、ドイツ、スペイン、中国、米国の生産拠点にAIを広げたと述べている。
主な数値
公表された数値なし
示唆
制御は、AIが助言するだけでオペレーターがその提案を確認する期間を経て、段階的に移された。自律化を求めたのはオペレーターだった。Covestroは、このラインのエネルギー、品質、処理量の数字を公表しておらず、定性的な主張にとどまる。
分類
- 規模
- 大企業
- 業種
- 化学・素材
- 業務機能
- 生産・品質
- イノベーションの類型
- プロセス・イノベーション
- 導入形態
- 自社開発
- 根拠
- 企業自身の発表
出典
出典の要約
AIが数百日運転しているドルマーゲンのラインについての、CovestroのCIOへのインタビュー。モデルはそのプラントで学習させた小規模なオープンソースのアルゴリズムで、最初は提案を職員が実行し、その後オペレーターが単独運転を提案したと説明している。最適な反応時間、低いエネルギー使用量、規格内の製品に触れているが、数字は示していない。
Covestroの2025年の年次報告書は、ドルマーゲンの生産ライン全体が、2024年6月から計画から完成品まで完全に自律で稼働しており、AIの展開がドイツ、スペイン、中国、米国の拠点に及んだと述べている。AIで最適化した流動性管理により支払利息を数百万ユーロ減らしたこと、約100人が参加するAIアカデミーにも触れている。生産の数字は示されていない。
詳細は原典でご確認いただけます。