トレント市(Comune di Trento)
AI監視の研究プロジェクトMarvelとProtector
イタリアの規制当局、街頭のマイクとSNSを使うEU出資の2つのAI監視プロジェクトをめぐり、トレント市に50,000ユーロの制裁金
課題
同市は、カメラ、マイク、オンライン投稿から公共の安全へのリスクを検知する、EU出資のスマートシティ研究に参加していた。
取り組み
Marvelは、市の既存の監視カメラの映像に街頭のマイクの音声を組み合わせ、AIで分析してリスクとなる出来事を検知した。Protectorは、音声なしの監視カメラの映像と、ヘイトに満ちたSNSの投稿を使い、礼拝所への脅威を知らせた。市は、データは収集直後に匿名化したと説明した。イタリア個人データ保護機関(Garante)は2024年1月11日、市に法的根拠はなく、匿名化も不十分で、マイクが会話を録音しうることが通知に記されていなかったと判断した。影響評価も行われていなかったとして、市に制裁金を科し、データの削除を命じた。
主な数値
示唆
EUの研究への参加は、市が住民のデータを処理する法的根拠にはならなかった。規制当局は、プライバシー規則に沿ったAIプロジェクトについては、協議に応じる用意があるとした。
分類
出典
出典の要約
同機関による2024年1月11日の決定についての発表。トレント市に50,000ユーロの制裁金を科し、違法に処理されたデータの削除を命じた。理由には、法的根拠がないこと、パートナーとのデータ共有、不十分な匿名化、マイクに関する不明確な通知、影響評価が示されていないことなどが含まれる。
制裁金についての地元紙の報道。Marvel(監視カメラと街頭のマイク)とProtector(監視カメラとSNSのヘイトメッセージ)を説明し、直ちに匿名化したという市の主張と、Garanteがそれを退けたことを伝えている。
詳細は原典でご確認いただけます。