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日本農業・食料生産2015 – 継続中

小池家のキュウリ農家

自作のディープラーニングによるキュウリ選別機

農家の息子が無料のAIツールでキュウリ選別機を自作 テストでは95%超の精度だが、農場では約70%

進行中企業自身の発表ベンダー資料 ↗

課題

日本の小さな家族農家では、キュウリを形、大きさ、色、傷によって手作業で9つの等級に仕分けていた。収穫の最盛期には、農家の母親が1日最大8時間を選別に費やし、技能の習得には数カ月かかり、季節のアルバイトにも任せられなかった。市販の選別機は、小規模農家には高すぎた。

取り組み

自動車の組み込みシステムのエンジニアだった小池誠(Makoto Koike)氏は、実家の農場に戻り、AlphaGoを見たことをきっかけに、GoogleのオープンソースライブラリTensorFlowで選別機を作った。Raspberry Piがカメラを制御してキュウリがあるかを確かめ、Linuxコンピューター上のより大きなモデルが9つの等級のいずれかを割り当て、その後コンベヤーとレバーでキュウリを箱に送る。母親が3カ月かけて分類した約7,000枚の写真で学習させ、試作機は2016年7月に使われ始めた。

主な数値

~70%農場での実使用時の選別精度企業自身の発表[1][2][3]
95%+テスト画像での精度企業自身の発表[1]
~7,000学習に使った、ラベル付きのキュウリ写真企業自身の発表[1][2]
8 h選別機を使う前の、収穫最盛期の1日の手作業での選別企業自身の発表[1][3]

示唆

オープンソースのツールにより、1人でも非常に低コストで動く試作機を作れたが、低解像度の学習用写真が少なすぎたため、色、傷、とげを捉えきれず、精度はテストの95%超に対し、農場では約70%にとどまった。キュウリは依然として手作業で載せる必要があり、判定1回に数秒かかった。

分類

業務機能
生産・品質
イノベーションの類型
プロセス・イノベーション
導入形態
自社開発
根拠
企業自身の発表

出典

  1. How a Japanese cucumber farmer is using deep learning and TensorFlow
    Google Cloud blog2016年9月1日ベンダーの公表資料
  2. The ultimate promise of artificial intelligence lies in sorting cucumbers
    Quartz (republished by Nextgov)2016年9月2日報道記事

出典の要約

[1]Google Cloud blog2016年9月1日

Googleのデベロッパーアドボケートが、小池誠氏がRaspberry PiとTensorFlowのモデルを動かすLinuxサーバーで2段階の選別機を作った経緯を説明している。母親が3カ月かけてラベル付けした約7,000枚の学習用写真、80×80ピクセルに縮小した画像、テスト精度95%超、実使用での約70%を挙げている。この差は、データの少なさと解像度の低さによるとしている。

[2]Quartz (republished by Nextgov)2016年9月2日

Quartzは、小池氏が3カ月かけて7,000枚超の画像にラベルを付けたと報じている。2016年7月に実運用が始まった後、機械の有効性は約70%だった。

[3]GIGAZINE2016年9月1日

日本のテックサイトは、試作機のコンベヤー、カメラ、レバーと、9つの等級を説明している。約70%が正しく判定されたこと、1本あたり数秒かかること、手作業で載せる必要があることを報じ、母親が繁忙期に1日8時間選別していたと伝える。農家ごとに独自の等級ルールがあるとも指摘している。

詳細は原典でご確認いただけます。

掲載日 2026年10月25日 · 更新日 2026年10月25日
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