IBM
従業員サポートエージェント「AskHR」
IBMのAskHR、従業員からのよくある人事の質問の94%を人手を介さず解決
課題
IBMの人事部門は、福利厚生、給与、キャリアなどに関する定型的な従業員からの依頼を、年に数百万件処理していた。手作業での回答は、人事担当者の時間を、より複雑な案件から奪っていた。
取り組み
IBMは、従業員の依頼を分類して適切な人事領域に振り分け、回答するか作業を実行する社内アシスタントAskHRを構築した。2025年にはIBM自社のエージェント基盤watsonx Orchestrate上で稼働しており、解決できない案件は人事担当者に回る。IBMはこの基盤を他社にも販売している。
主な数値
示唆
2025年、IBMのCEOは、AIが人事部門の二百人ほどの仕事を引き継ぐ一方、節約分が他の職種の財源となり、総人員は増えたと述べた。IBMの94%という完結率は、人手を介さずに終了した質問を数えたもので、完全に自動化された業務を測ったものではない。
分類
- 規模
- 大企業
- 業種
- IT・通信
- 業務機能
- 人事
- イノベーションの類型
- プロセス・イノベーション
- 導入形態
- 自社開発
- 根拠
- 企業自身の発表
出典
出典の要約
IBMは、watsonx Orchestrate上で動く社内の人事エージェントAskHRを紹介している。よくある質問の完結率は94%、人事の運営コストは4年間で40%減、サポートチケットは2016年以降75%減、従業員との会話は年間210万件超、2024年のやり取りは1,150万件超と報告している。
Outsource Acceleratorは、CEOのアービンド・クリシュナ氏がThe Wall Street Journalのインタビューで述べた内容を引き、AIエージェントが人事部門の「二百人ほど」の仕事を引き継いだと報じている。クリシュナ氏は、節約分をソフトウェアエンジニアリング、営業、マーケティングに再投資したため、IBMの総雇用は結果として増えたと述べる。Outsource Acceleratorはまた、AskHRなどの社内ツールが定型的な人事業務の94%を自動化していると述べるが、この数字の出典は示していない。
詳細は原典でご確認いただけます。