新韓銀行
職員向け業務支援AI ONEとAI店舗
新韓銀行、GPTを使う職員向けアシスタントの導入前に業務知識10万件を整備
課題
営業店の職員は顧客に応対しながら、多数の文書から商品情報や規則、手続きを調べる必要があった。従来の行内チャットボットはキーワード検索に依存していた。
取り組み
新韓銀行は2024年9月、職員向け業務支援システムを約40の支援機能を備えたAI ONEに置き換えた。約10万件の銀行業務知識をモデルが利用できるよう整理し、毎日更新する仕組みを整えたうえで、2025年5月にはLG CNSがChatGPTに検索機能を組み合わせて構築した質疑応答サービスを追加した。別途、2024年11月にソウル・西小門洞でAI行員が応対するAI店舗を開設し、2025年5月にはソウル・新林洞の支店にAI窓口を設けた。2026年には不動産鑑定評価書の点検など、業務別のエージェントを追加した。
主な数値
示唆
同行はモデルを接続する前に行内の知識を整備した。AI ONEによる時間削減は2024年には期待値だったが、その後は測定方法を示さずに実績として報告された。測定した削減効果が開示されたのは、鑑定評価書点検エージェントのみである。
分類
- 規模
- 大企業
- 業種
- 金融・保険
- イノベーションの類型
- プロセス・イノベーション
- 導入形態
- パートナーとの共同開発
- 根拠
- 企業自身の発表
出典
出典の要約
従来の業務支援システム「A.I Molly」に代わり、約40の支援機能を備えたAI ONEを導入したと報じた。同行は職員一人当たり一日30分以上の時間削減を期待するとし、相談から処理完了までの業務の最大80%で自動化を支援する計画を示した。
新韓銀行が約10万件の銀行業務知識を整理し、毎日更新する仕組みを整えたうえで、外部のGPTモデルを使う生成AIの業務知識質疑応答サービスをAI ONEに追加したと報じた。同行は顧客向けAI窓口への展開と翻訳サービスも計画していた。測定済みの成果は開示していない。
LG CNSは10万件超の業務知識を対象に、ChatGPTと検索拡張生成を組み合わせたサービスを構築し、キーワード検索型チャットボットを置き換えた。個人情報がプロンプトに入らないよう、セキュリティーフィルターも追加した。LG CNSは成果を開示していない。
新韓銀行は2024年11月にAI店舗、2025年5月にAI窓口を開設した。同行はAI ONEで職員の業務時間が一日平均30分超減ったと報告したが、削減時間の測定方法は明らかにしていない。
新韓銀行の不動産鑑定評価書点検AIエージェントを紹介している。言語モデル、RPA、文書認識を組み合わせ、最終判断は職員が下す。銀行の内部測定を引用し、評価書一件当たりの点検時間が約70%減り、一日の処理能力がおよそ三倍になったと報じた。
詳細は原典でご確認いただけます。