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英国エネルギー・公益事業2023 – 継続中

オクトパスエナジー

顧客メール向け生成AI「Magic Ink」と「Arlo」

AIによる返信案が顧客メールの約三分の一に到達 満足度は職員の返信と同等以上

成果確認企業自身の発表公式資料 ↗

課題

英国のエネルギー供給会社オクトパスエナジーは、大量の顧客メールに対応している。一通ずつ返信を書く作業が、顧客対応担当者の時間の大きな部分を占めていた。

取り組み

同社は2023年、自社の顧客プラットフォームKrakenに生成AIを接続し、メールの返信案を作成するようにした。後にMagic Inkと呼ばれるこのツールは、職員が確認・編集して送信する草稿を作る。2026年には、簡単なメールに自律的に回答するアシスタントArloを試験導入した。配慮を要する顧客や苦情には対応せず、返信にはAIが作成した旨を表示し、顧客は人による対応を求められる。

主な数値

~35%Magic Inkの支援で作成した顧客メールの割合(2024年)企業自身の発表[2]
250最高経営責任者が説明した、AIのメール処理量に相当する従業員数(2023年)企業自身の発表[1]
80% vs 65%AI支援の返信と職員が作成した返信の顧客満足度比較(2023年)企業自身の発表[1]
4%2026年の試験運用でArloが完全自動で回答した英国の顧客メールの割合(週約8,000通)企業自身の発表[3]

示唆

満足度の数値は同社の発表で、年や測定方法によって異なる。2023年はAI支援の返信が80%で職員の返信が65%、2024年のAI支援メールは約70%、2026年の試験運用ではそれぞれ76%と72%だった。草稿には人の確認を維持し、完全自動化は簡単なメールと処理量のごく一部に限って導入した。

分類

業務機能
顧客サービス
イノベーションの類型
プロセス・イノベーション
AI技術
生成AI
導入形態
自社開発
根拠
企業自身の発表

出典

  1. Octopus Energy's AI trial wins customer approval
    Octopus Energy2026年7月7日企業の公表資料

出典の要約

[1]City AM2023年5月8日

City AMは、オクトパスエナジーのグレッグ・ジャクソン最高経営責任者がThe Timesに寄せたコラムを報じている。同氏は、顧客メールに回答するAIが250人分の仕事をしており、AI支援の返信の顧客満足度は80%で、職員が作成した返信の65%を上回ったと記した。

[2]techUK2024年8月6日

Krakenは、オクトパスエナジーが利用するKrakenプラットフォーム内の生成AIツールMagic Inkを紹介している。顧客メールの約35%を同ツールの支援で作成し、顧客満足度は約70%で、送信前に職員が各草稿を確認するとしている。また、六百万件を超える通話を要約したと報告している。

[3]Octopus Energy2026年7月7日

オクトパスエナジーは、Krakenと共同開発し、簡単な顧客メールに自律的に回答するアシスタントArloの三カ月間の試験運用を報告している。Arloは週約8,000通、英国全体の4%を処理し、顧客満足度は76%と、人間の担当者による同様の返信の72%を上回った。複雑な苦情や配慮を要する顧客は職員が対応し、AIによる返信にはその旨を表示する。

詳細は原典でご確認いただけます。

掲載日 2026年10月25日 · 更新日 2026年10月25日
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